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電子工作のパーツ箱をのぞくと、小さなコンデンサに「104」や「103」といった数字だけが書かれていて、「これって何µFなの?」と迷ってしまうことはありませんか?セラミックコンデンサなどの小さな部品では、容量を3けたの数字で表す書き方がよく使われています。この記事では、部品メーカーの資料や入門書で紹介されている読み方をもとに、容量の数字、単位、許容差の記号、耐圧の見方をやさしくまとめました。
この記事では、電子部品メーカーの技術資料や電子工作の入門書で一般に紹介されているコンデンサの表示方法のコンデンサの容量表示・許容差記号の一般的な解説をもとに、コンデンサの容量表記の読み方について5つのポイントで整理します。後半の、電子工作でコンデンサを選ぶときの確認手順は、この記事の提案です。
※この記事は、2026年10月時点で電子部品メーカーの技術資料や電子工作の入門書で一般に紹介されているコンデンサの表示方法に掲載されている内容をもとにしています。この記事は、電子部品の表示方法として一般に紹介されている内容をまとめたものです。部品によって表示のしかたがちがうことがあるので、実際に使うときは、メーカーのデータシートで確かめてください。
この記事でわかることは、次のとおりです。
- コンデンサの容量表記 5つのポイント
- 電子工作でコンデンサを選ぶときの確認手順
コンデンサってどんな部品?
電気をためる部品
コンデンサは、電気を一時的にためたり放出したりする部品です。電源のノイズをおさえたり、信号を通したりと、いろいろな回路で使われています。
容量の単位はファラド
コンデンサがためられる電気の量は「静電容量」と呼ばれ、単位はファラド(F)です。
小さな値が多い
ふだんの電子工作では、µF(マイクロファラド)やpF(ピコファラド)など、とても小さな値がよく使われます。
種類がいろいろ
セラミックコンデンサ、電解コンデンサ、フィルムコンデンサなど、たくさんの種類があります。
| 表記 | 容量の目安 |
|---|---|
| 101 | 100pF |
| 102 | 1,000pF(1nF) |
| 103 | 10,000pF(10nF=0.01µF) |
| 104 | 100,000pF(100nF=0.1µF) |
| 105 | 1,000,000pF(1µF) |
コンデンサの容量表記 5つのポイント
1. 3けた数字の104は0.1µF
104は「10のあとに0を4つ」で100,000pF、つまり0.1µFと読みます。
2. 基本の単位はpF
3けたの数字表記は、pF(ピコファラド)を単位にして読むのが基本です。
3. 単位のpF・nF・µF
1,000pFが1nF、1,000nFが1µFという関係を覚えておくと便利です。
4. 許容差の記号
数字のあとのJやKなどのアルファベットは、容量のばらつきの範囲をあらわします。
5. 耐圧の見方
かけてよい電圧の目安を「耐圧」や「定格電圧」と呼び、部品に書かれていることがあります。
5つのポイント早見表
| ポイント | 電子部品メーカーの技術資料や電子工作の入門書で一般に紹介されているコンデンサの表示方法の案内 |
|---|---|
| 3けた数字の104は0.1µF | 104 |
| 基本の単位はpF | pF |
| 単位のpF・nF・µF | nF |
| 許容差の記号 | 許容差 |
| 耐圧の見方 | 耐圧 |
3けた数字の読み方
はじめの2けたは数字
3けたのうち、はじめの2けたは、そのまま数字として読みます。104なら「10」です。
3けた目は0の数
3けた目の数字は、うしろにつける0の数をあらわします。104なら0を4つつけて、100,000になります。
単位はpF
こうして出た数字にpFをつけて読みます。104は100,000pFです。
単位を変える
100,000pFは100nF、さらに0.1µFと言いかえることができます。
pF・nF・µFの関係
1,000倍ずつ
pF、nF、µFは、それぞれ1,000倍ずつ大きくなる単位です。1,000pF=1nF、1,000nF=1µFです。
回路図での書き方
回路図や部品表では、0.1µFを「100n」や「0.1u」と書くこともあります。
uはµのかわり
µの文字が打てないとき、かわりに「u」と書くことがよくあります。
早見表を作る
よく使う値を早見表にしておくと、作業がぐっと楽になります。
小さい容量の書き方
2けたで書くことも
100pFより小さい容量では、「22」や「47」のように、数字をそのまま書くこともあります。
Rで小数点
「1R5」のように、Rを小数点のかわりに使って1.5pFをあらわす書き方もあります。
部品によってちがう
書き方は部品やメーカーによってちがうので、データシートで確かめましょう。
読みまちがいに注意
似た数字の部品がまざらないよう、袋に値を書いておくと安心です。
許容差の記号
ばらつきの範囲
コンデンサの容量には、製造のときのばらつきがあり、その範囲を許容差と呼びます。
J・K・M
よく見かける記号は、J(±5%)、K(±10%)、M(±20%)です。
F・G
F(±1%)やG(±2%)のように、ばらつきの小さいものもあります。
Z
Z(+80%・−20%)のように、上下で幅がちがう記号もあると紹介されています。
| 記号 | 許容差の目安 |
|---|---|
| F | ±1% |
| G | ±2% |
| J | ±5% |
| K | ±10% |
| M | ±20% |
| Z | +80%・−20% |
耐圧の見方
定格電圧
コンデンサには、かけてよい電圧の上限の目安があり、定格電圧や耐圧と呼ばれます。
電解コンデンサ
電解コンデンサでは、「25V」のように電圧がそのまま書かれていることが多いです。
記号で書くことも
小さな部品では、「1H」や「2A」のような記号で耐圧をあらわすこともあると紹介されています。
余裕をもって選ぶ
回路にかかる電圧より、余裕のある定格電圧の部品を選ぶのが一般的です。
電解コンデンサの表示
容量がそのまま
電解コンデンサは大きめなので、「100µF」のように容量がそのまま書かれていることが多いです。
極性がある
電解コンデンサにはプラスとマイナスの向きがあり、マイナス側に印がついていることが多いです。
足の長さ
新しい部品では、足の長いほうがプラスになっていることが多いと紹介されています。
向きに注意
向きをまちがえないよう、取りつける前によく確かめましょう。
テスターで確かめる
容量測定
容量をはかれるテスターを使うと、実際の容量を確かめることができます。
表示とのちがい
許容差の範囲で、表示とはかった値が少しちがうことがあります。
放電してから
はかる前に、コンデンサにたまった電気を放電しておくことが大切だと言われています。
小さい値は苦手
とても小さな容量は、テスターではかりにくいこともあります。
よく使う容量の例
0.1µF(104)
マイコンの電源のそばに置く「パスコン」として、よく使われる値だと紹介されています。
0.01µF(103)
ノイズ対策などで使われることがあります。
10µF・100µF
電源のまわりでは、電解コンデンサの10µFや100µFもよく見かけます。
回路図で確認
どの値を使うかは、作る回路の回路図で確かめましょう。
パーツの整理のコツ
値ごとに分ける
104、103など、値ごとに小分けのケースに入れておくと便利です。
ラベルを貼る
ケースに「104=0.1µF」のようにラベルを貼っておくと、迷わずにすみます。
種類も分ける
セラミックと電解など、種類ごとに分けておくのもおすすめです。
定期的に見直す
使ったあとは、元の場所にもどす習慣をつけましょう。
読みまちがいやすいポイント
小さな文字
部品の文字はとても小さいので、ルーペやスマホのカメラで拡大して読むと安心です。104と101、103と183など、似た数字は見まちがえやすいので、ゆっくり確かめましょう。
抵抗とのちがい
抵抗器にも3けたの数字表記がありますが、抵抗はオーム(Ω)、コンデンサはpFを単位に読む点がちがいます。部品の形や種類も合わせて確かめてください。
記号の意味
数字のあとのアルファベットが、許容差なのか、耐圧なのか、メーカー独自の記号なのかは、部品によってちがうことがあります。迷ったときは、データシートを確かめるのがいちばんです。
部品の向き
文字が逆さに見えて、まちがえて読んでしまうこともあります。部品をまわして、文字の向きを確かめてから読みましょう。
電子工作でコンデンサを選ぶときの確認手順
ここからは、電子部品メーカーの技術資料や電子工作の入門書で一般に紹介されているコンデンサの表示方法の案内をもとにした、この記事の提案です。
回路図の値を見る
回路図で、必要な容量と耐圧を確かめます。
表記を読みかえる
0.1µFなら「104」というように、部品の表記に読みかえます。
許容差と耐圧を確認
記号やデータシートで、許容差と耐圧を確かめます。
テスターで確認
必要に応じて、テスターで容量を確かめます。
よくある質問
104は何µF?
100,000pFで、0.1µFです。
103は?
10,000pFで、0.01µFです。
102は?
1,000pFで、1nFです。
Kの記号は?
許容差±10%をあらわすことが多いです。
Jの記号は?
許容差±5%をあらわすことが多いです。
耐圧はどこに書いてある?
部品に書かれていることがありますが、書かれていない場合はデータシートで確かめます。
抵抗の表記と同じ?
読み方は似ていますが、コンデンサはpFを単位に読みます。
µFとuFは同じ?
µが打てないとき、uで代わりに書くことが多いです。
数字の読み方がわかると、パーツ箱がもっと楽しく
コンデンサの3けたの容量表記は、はじめの2けたが数字、3けた目が0の数で、単位はpFが基本です。104は100,000pF、つまり0.1µFになります。数字のあとのJやKは許容差の記号で、耐圧は部品やデータシートで確かめます。読み方がわかると、パーツ選びがぐっと楽しくなりますよ。